ジークの雑録日誌

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『最近のラノベ』という括りなど捨ててしまえ!!

 私は『最近のラノベ』という括りを最も嫌っている。なぜかといえば''最近''の定義すら曖昧で、その議論は非論理的だからである。例えば、「最近のラノベはハーレム物が多い」というような論調とか。

 ハーレム物自体、ラノベに限った話じゃない。ギリシャ神話だってハーレム物だ。俺TUEEEEEEEEEEEEと呼ばれるジャンルは英雄の伝承にそのルーツをみることができる。異能の類が出てくる話だって伝承や民話が元ネタになっていることが多い。物語とそれに登場する人物には少なからず類型がある。それ自体もラノベに限った話じゃない。なのにラノベを叩く方々はそれすら忘れているのだ。

「フォントの大きさで声の大きさを表現するな」って主張は同意できる。だから最近のラノベはダメっていうのは論理の飛躍だ。個別具体的に批判してくれよ。ジャンルも傾向も違うものを『最近のラノベ』という括りで語らないでほしい。