ジークの雑録日誌

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福祉国家亡国論の感想

 

これが福祉国家亡国論の要約である。

 あえて批判をするならば独禁法に対する認識の相違である。 勝市氏は自然独占を含めた寡占、複占に関して産業組織論における当時のシカゴ学派に考え方が近い。 

 現代の産業組織論において独禁法は裁量が入る余地が少なく機械的に適用されるという点だ。長年の研究成果によって市場占有率が厳密に定義された。独禁法を適用することは消費者や生産者にとって社会厚生を定量的に改善することに繋がっているのだ。